2016年6月17日
個人が掛け金を積み立てて運用し、老後の資金を作る個人型確定拠出年金の法改正が先日国会で成立しました。
現在企業年金のない会社の会社員と自営業者のみであった対象者を
公務員や主婦、企業年金のある会社の会社員など対象者を約1.6倍に増やす内容です。
そこで今回は確定拠出年金のメリット・デメリットについてお話ししたいと思います
まずメリットですが最大の利点は掛け金全額が所得税・住民税の対象から除外される所得控除が挙げられます。
運用期間中は運用益に課税されませんし、原則60歳からの受給時も税優遇が受けられます。
また預貯金も対象となっておりリスクを避けることも可能です。
デメリットとしては管理を依頼する金融機関に運営管理手数料を支払う点です。
ただし、これまで年6~7000円台が主流だった管理料が年2000円程度の金融機関も出現しています。
また金融機関ごとに商品の品ぞろえが異なるためどの金融機関を選択してよいか判断に迷う場合もあると思います。
法改正を受け、今後品ぞろえを強化したり新たに参入したりする金融機関が増える可能性が高いので、未加入ならば
慌てずにしばらく様子を見るのも選択肢の一つと考えます。