2017年4月4日
確定申告も終わり一息ついていらっしゃる方も多い時期かと思います。ただしこれから「税務調査」のピークがやってきます。
今回はできれば避けて通りたい「税務調査」について少しお話したいと思います。
まず税務調査を受ける確率はどのくらいなのでしょうか?
一般に法人は100社に5社 個人は100人に4人と言われております。
この数字を聞いて皆さんはどうのようにお感じになったでしょうか。
私個人としては「運が悪かった」と言えるレベルの話かと思いましたが
エスペランサの顧問先で毎年対応させて頂いている件数から考えると「こんなにあるのか」
というのも素直な感想です。
また税務調査はすべての事業者が対象ですが完全にランダムに抽出されているわけ
ではないような気がします。
私のこれまでの経験から可能性が高い事業者は
過去に重加算税を賦課されている
売り上げや粗利が大きく変化している
脱税が多いといわれている業界
決算書上の数値に異常な値がある
などが挙げられます。
最後に事前の対応策ですがこれは「常日頃の財務体制を整える」ことに尽きると思います。
具体的には帳簿書類を確実に保管し、正しい経理処理を心がければ何も恐れることはありません。
私自身もその為のお手伝いを今後も着実にさせていただきたいと思っております。