2017年8月8日
先日、ユーミンのコンサートを観に名古屋国際会議場センチュリーホールに
行ってきました。
実はここの中庭に白い巨大な騎馬像があるのをご存知でしょうか?
レオナルド・ダ・ヴィンチの幻の騎馬像です。
1482年レオナルドはミラノを支配していたスフォルツァ家から
ブロンズ像を依頼されます。
デッサンを描き、粘土像まで作り鋳造を待つ状態でしたが、
イタリアはフランスに攻撃され、青銅は大砲に使われてしまいます。
さらにその5年後、ミラノはフランス軍に占領され、
粘土像は兵士たちの射撃の的にされてしまい、お蔵入りとなってしまいます。
そして1989年世界デザイン博覧会の際に、残されたデッサンを基に
世界で唯一再現されました。ブロンズでは構造的に不可能ということで
FRP(強化プラスチック)で製作されています。
高さ8.3メートル全長8.8メートルという巨大な建造物。
一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。