
2025年12月22日
12月も下旬となり師走の慌ただしさも本格的となってきた今日この頃、皆様如何お過ごしでしょうか?
エスペランサでは年末調整作業が佳境を迎え職員が頭から湯気を放出しながら頑張っているところです。
さて今回はテレビや新聞で大きく取り上げられています年収の壁についてお話ししたいと思います。
年収の壁とはいわゆる所得税の非課税枠のことを表しています。言い換えれば所得税がかかり始める年収のことであり納税者の大半が受けることのできる基礎控除と会社員などを対象とする給与所得控除の下限を合算したものです。
現行制度では基礎控除と給与所得控除を合わせて160万円の枠がありますがこれを178万円まで広げるというものです。
また基礎控除は年収に応じて5段階ありますが最大の基礎控除を受けられる対象を年収200万円から665万円に拡大されます。これは納税者全体の8割程度にあたり大半の納税者には恩恵があると思われます。
ただし財源の議論は乏しいと言わざるを得ません。
今後ステルス増税の議論が活発化するかもしれません。引き続き注視が必要かと思います。
岡崎オフィススタッフ