2019年12月9日
寒さもだいぶ強くなり、朝晩とヒーターが欠かせなくなってきました。
毎年この時期になると「やってきたな・・・」という気持ちになります。
私たちの業界では、11~12月に年末調整、1月には給与支払報告書・法定調書・償却資産申告書、そして2~3月には確定申告が控えています。
ちょうど寒くなるころに繁忙期が来ますので、寒さを感じるとだんだんと頭を切り替え始めます。
とはいえ、どこの業界でも年末~年度末は忙しいとおもいますのでけがや病気に気を付けたいですね。
さて、年末調整の業務が既に始まっていますが皆さんはなにをするものなのかご存じでしょうか。
私も今年入社した所員に年末調整をするときに、どこからどう説明すればよいのか迷います。
ざっくり言ってしまえば、会社が従業員さん一人一人のその年の税額を確定させ、あらかじめ給与から天引きしている源泉所得税の過不足に応じて徴収・還付することです。(これでもわかりにくいかもしれませんが・・・)
ちなみに「年末調整って何?」という質問と並行して一番多い質問というのが、「年収と所得の違い」についてです。
会社員の例でいうと、「年収」とは給与の総支給額のこと。つまり額面でもらっている金額の合計となります。
この年収に給与所得控除という年収ごとに設定されている控除額を引いた金額が「所得」(給与所得)となります。
注意したいのが、「手取り」と「所得」を混同されている方がいらっしゃいますが、「手取り」はあくまで最終的に受け取っている金額です。厳密には違いますので、注意したいですね。
会社員以外の、フリーランスの方(自営業)や不動産賃貸をされている方等では、入ってきた売上金の総額が「収入」となり、そこから必要経費等を差し引いた最終の利益となる部分が「所得」となります。
給与所得を得ている方にとっては、年末調整は欠かせないものとなります。
保険や、家族構成によっては自分の税金を少なくすることもできますので、お気軽にご相談ください。